風力発電
小形風力発電機とは?
定義:JISにおいて風車直径が16m以下(受風面積200m2以下)
電気事業法において出力規模が20kw未満の製品
小形風車の特徴
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- 分散型電源として地産地消のまちづくりに利用できます。
- 設置面積が小さく場所を取りません。
- 計画から設置までを短時間で行えるためすぐに活用できます。
- 容易に設置できます。
- バッテリーとの組み合わせにより非常用・防災用として利用できます。
何故小型風力発電?
平成27年度の調達価格と調達時間
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調達価格と調達時間は、電源ごとに事業が効率的に行われた場合、通常必要になるコストを基準に適正な利潤などを勘案して定められます。具体的には中立的な調達価格等算定委員会の意見を尊重し、経済産業大臣が決定します。
※10kW未満については出力制御対応機器設置義務ありの場合。
電源 | 調達区分 | 調達価格1kWh当たり | 調達期間 |
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10kW以上 | 27円(+税) | 20年 |
10kW未満(余剰買取) | 35円 | 10年 | |
10kW未満(ダブル発電・余剰買取) | 29円 | 10年 | |
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20kW以上 | 22円(+税) | 20年 |
20kW未満 | 55円(+税) | 20年 |
小形でも10kWレベルの物が販売! 風状況次第では太陽光発電50kW以上の発電が見込めます!
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今までは1kWにも満たない商品しかなかった小形風力発電。やっと10kWレベルの物が出てきたことによりその魅力は高まってきております。
年間平均風速が7m/秒の地域なら年間売電価格は『約190万円』
太陽光発電50kWの年間売電価格が『約153万円』と比べると『約37万円』もの差が。
20年間にすると740万円の差になります。さらに風力発電のメリットは太陽光のように広い敷地が要らないという点です。大体40坪くらいの敷地面積があれば設置が可能なのも魅力です。
売電金額がなんと55円
発電した電気を売ることができる制度として最も有名なのは太陽光発電です。
平成27年7月以降の買取価格は27円になります。今後も買取価格や制度の見直しがされ買取価格が下がる傾向にあります。
そんな中、風力発電はまだまだ普及が十分でありませんし導入コストも高いです。去年でいうと20kw未満の風力発電で実際にこの制度を使って設置された風力発電は5件しかありません。買取価格が下がるということは今のところ考えにくいと言えます。となると55円というのは非常に魅力的です。
なぜ普及しないのか? それは、今風力発電といえば大型の物か小型(外灯を補うレベル)しかなく設置のメリットがないからです。
よくある質問
- 保証には何を含みますか?
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エグザラス風車は10年製品保証付きで、これには風車本体、鉄塔、設置部分が含まれます。例外としてコントローラーが5年保証、インバーターはメーカーからの5年製品保証が付いています。
- 予想されるメンテナンス費はどれくらいですか?
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製品寿命は20年となっており、保証期間内で対象部品等に不具合が起きた場合、それらに対し保証を受けることが出来ます。メンテナンスは3年に1回、目視点検、ヨー部分のグリス挿し、システムテストと機能点検の約4時間のものとなります。メンテナンスが3年に1度としていますが、弊社では初期投資の0.5%分を毎年(20年間)メンテナンス費として見積もっていただくよう推奨しています。これはメンテナンス費はもちろん保証が切れた後の部品交換、特にコントローラーやその他電気機械部品等、の費用を補う事も出来ます。
メンテナンスとサービスは資格のある人材によってのみ実行されることが必要です。
- 設置は何日かかりますか?
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まず基礎部分の掘削、ケーブル線用の溝掘、そしてコンクリート打設作業に通常3人で1日半程度の時間が掛かります。その後、天候にもよりますが、コンクリート養生期間に通常21~28日かかります。この間特に作業はなく、コンクリートが完全に固まるのを待つ形になります。コンクリートが固まってしまえば、タワーの組み立て、風車の取付、電線の電気機器接続など3人で1日で終わらせることができます。
鉄塔には2つのオプションがあります。1つ目のオプションとして弊社では18.3mの油圧可倒式のモノポールを推奨しています。油圧式ポンプを利用することで、地上での組み立て作業後に風車の立ち上げができる為クレーンの使用は必要ありません。メンテナンスの際にもタワーを倒すことができるので、作業員のタワー上での作業がなくなります。2つ目のオプションとして、もし鉄塔の高さが余分に必要な場合は、24,4mの高さで踏み段や高所作業プラットフォームを備えた固定型モノポールをあります。この鉄塔は倒すことができない為、設置やサービスの際にクレーンが必要となります。また鉄塔上での高所作業も必要となります。また、地域に依る高さ制限で、上記のタワーが利用できない場合は18m鉄塔と同タイプの15mの油圧可倒式のモノポールも提供可能です。
- 台風や暴風時にエグゼラス風車は風速何メートルまでの風圧に耐えることが出来ますか?
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エグザラス風車は国際電気技術委員会基準IECクラス2という分類に属しており、最大耐圧風速は59,5m/秒まで耐えることができます。更に風速25m/秒を超えると自動的にシステムをシャットダウンし、また25m/秒を超えるような風は台風などの暴風時に起きることで、物質を空中へ吹き飛ばすといったことも起きますので、その様な被害から製品を守る為の設計でもあります。更に、風速59,5m/秒を超えるような大型の台風が予想される場合、タワーを事前に倒してその被害から守ることが出来ますので、弊社油圧可倒式タワーを推奨します。弊社最初の熊本(上天草)での設置例ですと、設置から1年以上経っていますが、この期間に風速50m/秒を超える3つの台風に加えて近隣の火山噴火も経験していますが、それらの影響は受けず正常に稼働し続けています。
- 風況調査ツール3Tierはどれくらい正確ですか?その出力値を保証しますか?
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3Tierは日本のNEDOとは異なり、世界規模で風況調査を提供する有償サービスです。そのデータベースは同社の日本にも存在する風速調査タワーやその他ソースによって常にアップデートされています。弊社の調べではこのツールが一番信頼度が高いと理解しています。風速も太陽光と同様に季節にアップデートされていますので、年間予想風速だけではなく、月間風速予想値なども出力することで、お客様の期待に応えることが出来ます。
風や雪や雨のような特徴を持つ気候です。ある年は平均を大いに上回ることもあれば、翌年は平均を下回ることもあります。短期的な数値ではなく5年周期以上で平均を考慮して頂ければ、数値は平均値に近づいているものです。弊社では天気を自在に支配できる訳ではありませんので保証することはできません。ですが、弊社の風車性能として第3者機関によって認定された一定の風速値による出力パワーカーブ値をもとにして性能を発揮することは保証します。
- 風車システムは何が含まれますか?
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弊社エグザラスジャパンの風車には発電機本体、ハードウェア、鉄塔、基礎用アンカーボルトとテンプレート、数値計測システム、コントローラー、被雷保護装置やパワーコンディショナーといった電気系統機器が含まれています。設置業者様にはケーブル類、基礎、パワーコンディショナーと系統連系の為に追加で必要な避雷機器など、そして電気機器格納庫をご用意できます。
発電機は日本海事協会によるクラスNK認証を受けています。鉄塔設計はJIS規格相当かそれ以上の基準に適合しています。弊社の提供する基礎図面はほとんどの条件下で利用可能な物が揃っています。上記設計図や数値表はご要望によって、提供可能です。もしも設置現場で特別な基礎に関する条件が要求され、弊社がサポートする規格以外のものが必要であれば、弊社基礎図面を参考資料としての範囲に留めて使用して頂ければ結構です。
弊社が日本で設置するシステムはすべて海洋仕様となっており、海岸線沿いで設置を想定した塩害対策仕様が施されています。鉄塔構造には亜鉛メッキを、ナセルと尾翼には亜鉛メッキ後に海軍仕様基準3種ペイントが施されています。
- 風車1台以上併設できますか?
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はい。1つの固有資産上の土地で2台まで併設可能で、固定価格買取制度FIT55円適応となります。風の乱気流を防ぎ、より良い性能を得る為に、推奨される風車間隔は横置きで40m間隔、縦置きで60m間隔です。
- 音響はどれくらいありますか?2台並列設置の際は音響はどのようになりますか?
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音響は風車との距離と風速によって左右されます。弊社では住宅から最低でも125mは離すように推奨しております。例えば風速6.5m/秒で182m離れた現場では35dbaの値が観測されます。風車2台並列設置の場合でも、同現場で3~4dbaほどの上昇を観測するだけとなります。小型風車による周波数による影響や妨害などはありません。
- どれくらいの土地の広さが必要ですか?
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風車単体で周囲のフェンス込みで14,44㎡あれば設置可能です。
- 連系のためのパワーコンディショナーは何を使用していますか?
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エグザラスは現在日本海事協会認証のSMA6000パワーコンディショナーを使用しています。パワーコンディショナーはご購入のシステムの中に同封されており、50Hz、60Hzまたは、三相、単相の電力方式に対応可能です。系統費用が低いのもあり、利用可能であれば三相方式を推奨しています。ご要望により技術資料提供可能。